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過去の製作例

15インチ 台形型ウーファーボックス製作

2023.6.14
スピーカーボックス

今回は、12インチと15インチの台形型ウーファーボックスを車内に並べて使用したい、とのことで製作依頼と頂きました。
サイズや形状は基本的にお客様のご指定によるものですが、内部補強とバッフル面の板貼り合わせ補強はこちらアドバイスさせて頂きました。

また、今回はYouTubeに動画を投稿しましたので合わせてご覧ください。
台形 サブウーファーボックスが出来上がるまで!

大まかな仕様です。
・12インチ、15インチの台形型ウーファーボックス
・角材による内部補強
・バッフル面板貼り合わせ補強
・落とし込み加工
・フェルト仕上げ
・サイド溝掘りフェルト折り込み
・接続ターミナル取り付け
・内部吸音材

では、製作していきます。



スピーカーボックス

大まかに、設計、板切り、開口加工、組み立て、フェルト仕上げ、の順で作業していきます。
ただし、今回は台形型となりますので各部を斜めに切って行きますが、数ミリズレると隙間が空いてしまったり、強度不足の原因となるので、全て角度を合わせて加工します。
基本的に、加工をして仮組みを行いながら斜め加工を行い、少しフチが飛び出るサイズでカットして組み立て後に飛び出てる部分を研削・研磨して綺麗に合わせていきます。

まずは板切りです、18mm厚、及び9mm厚MDF材の原板を合計5枚使用しました。かなり大量です。
テーブルソーでの加工となりますが、90度の直線カットについては切るだけなのでここでは説明は割愛します。
斜めカット部分ですが、まず最初にサイドの部分を「上150mm、下250mm」と斜めの線を引き、斜めにカットしたらその角度を元に全ての斜め部分をカットします・・・
文字や画像では説明が難しいのでYoutubeの動画も合わせてご覧ください。
しかし、今回はバッフル面の板貼り合わせがありますので、加工前にバッフル面の斜め切りをしてしまうとサイズ合わせが不可能となりますので、板を張り合わせた後で斜めにカットします。



スピーカーボックス

フロントバッフル面を取り付ける前に内部補強材、SPF材(2x4)を取り付けます。
それと同時に内部の吸音材(ニードルフェルト)を貼り付けます。
貼り付けは、接着剤を塗布してから張り合わせた後でタッカーを使用して剥がれ落ちないように張り合わせます。


スピーカーボックス

組み立てが全て完了したら少し大きく切ってはみ出た部分をトリマーの目地払いビットを使用して削り落としていきます。


スピーカーボックス

12インチ、15インチ共に加工、開口、組み立て、まで終わりました。


スピーカーボックス

フェルトの張り付けが完了しました。
張り合わせはサイドに溝を掘って、フェルトの端っこ部分を織り込んで切れ目が見えないように綺麗に仕上げました。
この手法は大手オーディオブランドであるキッカーやロックフォードなども行っている手法です。
時間と経験が必要な作業となりますが、非常に綺麗に仕上げることが出来ます。


スピーカーボックス

全ての作業が終わりました。
DIYでも製作可能かとは思いますが、大量の工具と経験がないと綺麗なボックスは仕上げることが出来ませんので、自信が無い方などはぜひ製作依頼を頂ければと思います。
また、相談だけでも受け付けていますので、メールにてお問い合わせください。

今回は、12インチ、15インチと(中型寄りの)大型ウーファーボックスでしたが、小型の物やフェルト貼り付け無し、板切りまで、など受け付けています。
15インチ4発の製作依頼等も受付可能ですので、ご相談頂ければと思います。 図面を持っている方、細かいサイズ指定などがある方はメールにて画像データなど送って頂ければ対応致します。




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