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入門、初心者向け

まずはスピーカー交換

初心者の方が触れるであろう箇所のオーディオの種類(内容)をザックリご紹介します。

オーディオ交換やチューニングをしたいけど何をどうすればいいか分からない・・・
まず第一歩はスピーカーを交換しましょう。
現在車両についているスピーカーやヘッドユニットが純正であれば社外に交換してみましょう。
最も手軽にオーディオの改善が出来ます。

ヘッドユニットやスピーカーを交換した、サブウーファーを追加した!でも調整はしていない・・・と言うかやり方が分からない・・・
各機材を交換しても性能を活かし切れてなければ勿体ないですよね。
なので各部設定や用語の解説も記載しております。

また、初心者の方はハイエンドモデルは買う必要無いので、ある程度の性能のオーディオを組んだら調整をしっかりを行いましょう。
現在の機器をしっかり調整して物足りなければ機材を買い足す、くらいで大丈夫です。
※個人的な見解等ある場合がございます※

【目次】
スピーカー、ヘッドユニット交換
パワーアンプ
サブウーファー
チューニング
デッドニング
アウターバッフル化(カスタムインストール)
ケーブル、音源、その他

スピーカー、ヘッドユニット交換

【結論】
・予算的に余裕があるなら今後の拡張性を考慮して、タイムアライメント&イコライザー機能付きヘッドユニットとセパレートスピーカーを買いましょう。
・しっかり耐水コーティングされたスピーカーバッフルを使用しましょう。
・バッフルの交換で音質の違いを体感できる。
・ヘッドユニットは予算的余裕が無ければ入力ソース(USB,Bluetooth,AUX等...)や本体サイズ(1DIN,2DIN)とデザインだけで決めて良い。

[概要]
スピーカー交換をする際に予算的余裕があるならヘッドユニットも一緒に交換しましょう。
なぜか・・・、ヘッドユニットを高性能な物に交換すれば交換したスピーカーの調整幅が広がります。
せっかくスピーカーを交換するなら調整幅を広げて綺麗に鳴らしたいですよね?

[ご提供できるサービス]
カー用品店に行くと自分の車のバッフルが無い...車両が古い,新しい,マイナー,な車種の場合は基本売ってません。
また、「車種用で買ったのにサイズが合わない!!」なんてこともあります。
そんな方の為にサイズオーダー、形状完全オーダーでのバッフル製作が可能です。
その他10cm用、17cm用バッフルなど各種お取り扱いしています。
図面提供による製作や、現車合せ製作、ニスや塗装で耐水加工も可能です。
また、バッフルが割れている、バッフルを使用していない等の場合に新しいバッフルに交換すれば音質の違いを体感できます!

[スピーカーについて]
フロントスピーカーは大きく分けてコアキシャルモデルとセパレートモデルがあります。
どちらも、10cm前後の物と17cm前後の物があります、空間とお金が許す限り大きな方を選択しましょう。
コアキシャルやフルレンジスピーカーは各チャンネル1個のスピーカーの為取り付けが簡単に行なえます。
セパレートスピーカーはミッドバス(低音用スピーカー)とツイーター(高音用スピーカー)に分けれているため取り付けに時間が掛かりますが、その反面音質的期待は非常に大きいです。
また、スピーカーは小さければ高音域が得意、大きければ低音域が得意、となります。

[スピーカーバッフル]
スピーカーは製品ごとにサイズが違うためそれぞれ適した土台に乗せてあげる必要があります。
そのスピーカーの土台が スピーカーバッフル(インナーバッフル) です
バッフルは木製、樹脂製、金属製、がありますがお手軽に手に入れるなら木製で十分でしょう。
しっかりと厚みがあって低音を受け止め切れるバッフルにしましょう。
身近な物で例えると、薄い板を叩いた時の音と、分厚いガッチリとした板を叩いた時の音では、分厚い方が「ドンッ」っていう低音が鳴り響きますよね?
ドアの鉄板に無理やり付けることも可能ですが、バッフルを取り付ければ圧倒的に音質は変わります。
バッフル一覧
ただし、木材は水や湿気に弱いため「バッフル交換したけどどんどん劣化が進行してしまう・・・」では意味がありません。 なので表面のコーティングをする事を強くおすすめ致します。
サブウーファーを追加予定であればフロントスピーカーを鳴らし切る為にバッフルはしっかりとした物に変えましょう。
また、スピーカーユニット口径や出す低音域の振動量によっては厚めのバッフルが必要になる場合があります。
樹脂製や金属製は水に強いですが、お値段が高かったり別スピーカーを取り付ける際の穴開け加工に時間がかかります。

[パッシブクロスオーバーネットワーク]
ヘッドユニットから出てきた音は低音から高音域まで全ての音域が乗った状態で各チャンネルに届きます。
その音をミッドバスとツイーターに割り振る機材がパッシブクロスオーバーネットワークです。
その為ヘッドユニットとセパレートスピーカーの間にパッシブクロスオーバーネットワークを設置します。

[ヘッドユニット]
ヘッドユニットは1DINと2DINがありますが、どちらを買う場合も今後の拡張性を考えるならタイムアライメント機能とイコライザー機能があるものを買いましょう。
イコライザー機能と言っても周波数単位で調整できる機種を買いましょう。
とりあえず社外に変えたい!お金を掛けたくない!と言う方でも+1万円~2万円出せば上記の機能が付いているヘッドユニットを購入することが出来ます。

[タイムアライメント機能]
スピーカーが音を発するタイミングを遅らせて耳に届くまでの時間をズラす機能です。
車に乗ると左右のスピーカーまでの距離が異なるためタイムアライメント機能は欲しい所です。

[イコライザー機能]
周波数ごとに音量(デシベル)を調整出来る機能です。
再生しきれていない音域や、エンクロージャーによっては鳴り切っていない音域の周波数の音量を調整できる機能です。

パワーアンプ

カロッツェリア パワーアンプ

【結論】
・スピーカーに合った物を選ぶ
・拡張性を考えるなら4chを選ぼう!!
・配線も必要!!
・予算的に余裕があれば取り付ける

[概要]
アンプを買う時は使用している(使用予定の)スピーカーのW数に合った物を購入しましょう。
アンプの出力W数が大き過ぎるとスピーカーに過大な電力が入ってしまい破損します。
サブウーファーなどの出力が大きなスピーカーを繋ぐアンプも存在するのでしっかり選びましょう。

[スピーカーに合ったものを選ぶ]
W数と同時に見なければ行けないのは、抵抗値(オーム)です。
電気的な用語で難しいですが考え方は簡単です、数値が下がればそれだけ電気が通りやすくなる(電気の流れの抵抗が無くなる)と言うものです。
基本的に、4オーム、2オーム、1オーム、があります。
フロントスピーカーは高確率で4オームですが、ウーファーは4と2のタイプがありますので、ウーファーを繋ぐ場合はよく確認しましょう。
そして、極稀に1オームがあります。海外ブランドなどでよくあります。
スピーカーが4オームならアンプも4オーム、スピーカーが2オームならアンプも2オーム、というように合わせる必要があります。
電気系詳しい人なら分かるかもしれませんが、配線の繋ぎ方で抵抗値は変わります・・・ここでは割愛します。
また、高出力、抵抗値が低い・・・等の場合は発熱にも気をつけましょう。
特に夏場の風通しの悪い所はオーバーヒートして本体のプロテクト機能が働き電源オフになります。気をつけましょう。

[拡張性を考えるなら4chと周波数調整]
そして、4chモデルを買いましょう!
パワーアンプを取り付ける人は、バイアンプ接続をしたくなったりサブウーファーを取付けたくなる傾向にある人が多いです。
今後の見通しがある、オーディオにハマりそう、今後の事を考えたい、という方は4chアンプがおすすめです。
ただし、チャンネル数が増えると1ch当たりの出力W数が下がる傾向がありますのでよく調べてから買いましょう。
あとは、周波数調整の出来るものが望ましいです。
ヘッドユニットで周波数の調整が出来る物もありますが、アンプでも調整が出来ると何かと便利な場面に遭遇することもあります。
下記サブウーファーの項目でも説明しますが、フロントスピーカーはHPFを使用して音を再生します。(詳しくはチューニングの項目へ)

[配線について]
アンプを繋ぐには、バッテリーから配線を繋ぐ必要があります。
配線は切り売りを買う場合が多いですが、アンプに対して別売扱いで配線がキットになっているモデルもあります。
出力が大きなアンプには太い配線を使いましょう(2~8AWG)。

[予算的余裕があれば取り付けよう]
・・・と、ここまで説明してきましたが、パワーアンプは予算に余裕があれば取り付けましょう。
スピーカーの調整をしっかりして物足りなさを感じたらアンプを導入する、くらいで大丈夫です。

サブウーファー

【結論】
・低音ズンズンでめっちゃテンション上がる!!
・ボックスをしっかり作れば音質は圧倒的に変わる。
・サブウーファーにはパワードサブウーファーとユニットタイプがある。
・低予算ならパワードサブウーファー、余裕があるならボックスタイプ。
・設置(設置スペースを考えたり、配線の取り回し)に時間がかかる。

[概要]
サブウーファー、多分「聞いたことはある!」って方が多いかと思います。
低音域担当のスピーカーです、あのズンズン鳴るヤツです。
サブウーファーはミッドバスよりも低音域を鳴らすスピーカーになります。
基本的に外部アンプとウーファーユニット、ユニットを入れるためのボックスが必要になりますが、アンプとボックス、ユニットが一体になったパワードサブウーファーもあります(大きめのお弁当箱みたいな見た目)。
予算的に余裕が無いなら設置が簡単で全て一体になっているパワードサブウーファーを買えば出費も設置にかかる時間も少なくて済みます。
ですが!ボックスタイプのサブウーファーの方が圧倒的に重低音が鳴ります!
フロントスピーカーをしっかり組んでいる場合だと、ミッドバスがしっかり鳴っていてパワードサブウーファーでは物足りなさを感じる場合もあります。
またパワードサブウーファーだと低音域の調整幅が非常に狭いです。ユニットが小口径で性能も低いためです。
ボックスタイプは、アンプ、ウーファーユニット、ボックス、の3つを別々で買う必要がありますがその分調整幅が広いです。
少しお高くなりますがボックスタイプの方が圧倒的オススメです。
(予算や車内空間と相談してください)

[ご提供できるサービス]
四角形の3辺サイズ指定での製作や、図面提供による完全オーダーでのボックス製作、ウーファーユニットの型番だけ教えて頂ければサイズやボックスデザインなど全てお任せで製作が可能です。
見栄え重視であれば、サイドに溝を掘ってフェルトを貼り付けて折り込む施工・・・大手ブランドなどが行っている手法での仕上げも可能です。
スピーカーバッフルの項目でも触れましたが、低音は土台がしっかりと受け止める必要があります。
ボックス本体が振動してしまう、箱鳴りしてしまって音質悪化してしまう。そうならないためにボックス内部に補強バーを組んでガッチリと仕上げる事も可能です。
また、ホームオーディオ用のスピーカーボックスの製作も可能です。
オーディオ用じゃなくても、猫ハウス等の目的でご注文頂いても製作します!!

[ウーファーユニット]
ウーファーユニットを選ぶ時に最初に見るべき箇所はサイズです。
6.5インチ(16cm)、8インチ(20cm)、10インチ(25cm)、12インチ(30cm)、15インチ(38cm)...と様々なサイズがあります。
上記でも説明した通り、小さければ低音があまり出ない、大きければ重低音がガッツリと鳴ります。
シート下やラゲッジスペースの隅っこに置く場合や2シーター車など空間を取りたくない場合は8インチ。車内空間に余裕がある場合は12インチを選びましょう。
ユニット口径が大きくなればボックスも比例して巨大化します。

ウーファーユニットにはSVC,DVCがあります。
ユニットの中には音を発生させるためのボイスコイルと言う物がありますが、SVCはボイスコイルが1個、DVCは2個あるということですので、DVCの方がガッツリと重低音が鳴ります。
初めて買うウーファーユニットならあまり気にしなくて大丈夫かと思います。
また、パワーアンプの項目でも説明しましたがスピーカーにはインピーダンス(抵抗値)と言うものがオーム表記されています。
サブウーファーには2オームと4オームがありますが、難しい事を考えたくなければ4オームを買いましょう。その方がアンプの選択範囲も広がります。

[アンプ]
アンプは上記でも説明した通りの物です。サブウーファー用のアンプでも変わりありませんが、最も違うのは出力とカット周波数帯域です。
フロントスピーカー用アンプでは50W~200Wくらいの物が多いですがサブウーファー用だと600W、1200W、1500W等果てしなく消費電力が高いものが多いです。
ウーファーユニットに過大な電流を流せば当然壊れます・・・そうならない為にも購入するウーファーユニットに合わせてアンプを選びましょう。
そして、上記アンプの項目でも説明しましたがフロントスピーカーはハイパスフィルターを使って音を出していますが、サブウーファーの場合はローパスフィルターを使用します。(詳しくはチューニングの項目へ)
ハイパスフィルターとは逆で、どの周波数の音よりも下を出すか、を調整するのがローパスフィルターです。
また、ブリッジ接続と言うのもあります。これは2ch分の出力を1個のユニットに入力するものです。
出力が小さいけどチャンネル数が多いアンプや高性能なアンプなどで搭載されている機能です。
フロントスピーカーのアンプが4chでチャンネル数が余っているならそこに繋げば再生可能です(安く済みます)

[ウーファーボックス]
ウーファーボックスは色々なタイプがあります。密閉型、バスレフ型、ダブルバスレフ、等・・・
低予算で製作するなら密閉型ですがバスレフの様な低音を増幅させる作用はありません。
密閉型は締まりの良い低音になります。バスレフは伸びのある強い低音が鳴ります。
ですが、バスレフにすれば絶対低音が強くなるわけではありません。
ユニットの性能、推奨ボックス容量を考慮して、ボックスサイズ、板厚、バスレフポートの長さ、を設計してボックス製作します。
難しい事を考えずに低予算で製作するなら密閉型がおすすめです。
車内サイズに合わせたり、オーダー内容に沿った製作が可能です。
完全オーダー ウーファーボックス

[取り付けに関して]
パワードサブウーファーの場合はそもそも空間が限られている場合が多いので設置位置が決まっている事が多いですが、ユニットタイプを選んだ場合は設置場所とユニットの向きを選ぶ必要があります。
最も多いのはラゲッジや後部座席に置いて、上もしくは運転席側にユニットを向けて設置する場合が多いです。
ラゲッジに置いて、外方向に向けて低音を反射させて増幅させる方法もありますがハッチやトランク自体のデッドニングが必要になってくるので最初は上記のどちらかで大丈夫でしょう。
また、設置場所によっては周りの内張りや荷物などが低音で振動してしまう場合があります。
揺れそうな物は近くに置かない、内張りがビビっているなら設置位置を変えたり内張りの固定方法を変える、もしくはデッドニングをする・・・です。

チューニング

カロッツェリア パワーアンプ

[結論]
・使用者の耳に合わせる
・人それぞれ調整方法は違う

[概要]
調整方法(難易度)は人それぞれです。
使用者に合わせたチューニングをして音を仕上げましょう。

[調整方法]
調整って何?どこをいじるの?、と疑問を持つかと思いますが、調整箇所は主に、ヘッドユニット、アンプ、リスニングポジション(スピーカー取付け位置)、配線、各種機材交換、です。 細かく書くとキリがないのでザックリ書きます。
ヘッドユニットは、タイムアライメント、イコライザー、クロスオーバー周波数、その他・・・
アンプは、ゲイン(出力)、クロスオーバー周波数(ローパスフィルター(LPH)、ハイパスフィルター(HPF))
リスニングポジションは、中高音スピーカーを耳の高さに持ってくる、タイムアライメント調整、各スピーカー出力調整
配線は、OFCにする、太くする、細くする、金線銀線に変える

[LPF・HPF]
パワーアンプの項目で少し触れた、LPF、HPFについてですが、LPFは「何ヘルツより下を再生するか」です・・・
覚え方は、ロー(調整した値よりも下を)・パス(通す(再生する))・フィルター、で覚えられるはずです。
HPF(ハイパスフィルター)はその逆です。
また、HPFやLPFで調整した(カットした音)は消えるわけではなく、減衰していきます(徐々に音が小さくなるイメージ)。
その調整項目が、スロープ、です。1オクターブごとに、何デシベル減衰させるか、です。

また、出力をゼロに出来るスピーカーがあるなら可能な限り最小スピーカー構成での調整をして各スピーカーごとのクロスオーバーポイント調整をするとやりやすいです。
調整をしていると耳が音に慣れてしまい正しい音なのか判断が付かなくなる事があるので、数分ごとに無音状況を作って耳を休める必要があるため時間がかかる作業です。

デッドニング

フロアデッドニング

[結論]
・スピーカー交換後物足りなければやる
・オーディオよりも音関連全般の施工がメインになる
・ロードノイズ低減により運転が快適になる
[概要]
音響機材のお話ではなく環境を整える作業です
主流な施工目的は2つあります。

・ドアに取り付けたミッドバスの低音をしっかりと鳴らす為の施工(ドアのデッドニング)。
・走行時のロードノイズを減らして車内空間を静かにしてスピーカーから再生された音をしっかり耳まで届ける(全面デッドニング)。

[ドアのデッドニング]
しっかりとしたバッフルでミッドバスを取り付けてもバッフルを取り付けたドア(鉄板)自体が振動してしまってはミッドバスの低音が逃げてしまい、しっかりとした低音が出ません。
また、ドア内部でスピーカーの音やロードノイズ等の音が反響してしまいキレイな音にならない場合があります。
なのでその対策としてドアが振動しないように強化する、ドア内部のノイズを低減させる。
これが、ドアデッドニングの主な内容です。

[全面デッドニング]
全面デッドニングと言っても用途に合わせて必要な箇所だけをデッドニングすればいいかと思います。
基本的にはフロアや天井、ダッシュボード裏、ハッチやトランクの中の施工になります。
経験上、軽自動車をしっかりデッドニングすれば高級車並みに静かになります。

[デッドニング素材について]
用途(消したい音の種類)に合わせて素材を変えましょう。
レジェトレックスやニードルフェルト、シンサレートなど素材は他にも様々ありますが低音をしっかりと鳴らすのか、中音域のノイズを消すのか、高音域のノイズを消すのか。
用途に合わせて素材を選ばないと無駄になってしまいます。

[制振、吸音、遮音]
ネット検索等で素材調べをしていると様々な商品がありますが、制振、吸音、遮音、がゴチャ混ぜになっている場合が多いです。
制振、吸音、遮音、意味合いも必要資材も全て違います。

アウターバッフル化

[結論]
・初心者はとりあえず知っている程度でOK
・お金も時間も掛かる
・見た目、音質、車内空間確保、など全てが良くなる

[概要]
アウターバッフル化・・・カーオーディオのインストール系の中で最もお金と時間が掛かる物です。
初心者の方は「あ、見たことある~」「なんとなく知ってる~~」程度で十分です。

ドアの内張りやAピラーにスピーカーを埋め込んで綺麗に仕上げたり、ラゲッジスペース(トランクルーム)にウーファーを埋め込み、見た目も音質も向上させる物です。
最もスタンダードなのは、ドアのミッドバスをアウターバッフル化したり、ツイーターをピラーに埋め込む加工です。

費用も施工時間も様々ですが、大掛かりな物になれば内張りや内装を作り直す作業が必要になります。
見た目だけで内張りの中までキッチリ作らないなら安いですが、見えない部分までしっかり仕上げれば費用はどんどん上がっていきます。
もしもご自身で行う場合、かなりの量の工具と技量(経験)が必要になるため一度しか使わない工具に何万円も使うことになります。

[ご提供できるサービス]
加工内容が大掛かりの物になるため、打合せをしっかり行う必要があります。
各部干渉する箇所が無く現車合せが不要な場合(ドア内張り上部にツイーターを埋め込むだけ等)は低価格で加工する事も可能です。
アウターバッフル化した後でデザイン変更やスピーカーを別機種に変えられるように脱着可能式アウターバッフルを製作することも可能です。
その際には、一度切り抜いた内張りの穴を塞ぐ加工も可能です(形状による)

ケーブル、音源、その他

[結論]
・ケーブルは変えなくても問題なし
・入力ソースはUSB,CDがベスト
・最近のサブスク音源データなら大丈夫

[ケーブル]
初心者の方はケーブルは変えなくても大丈夫です。
ケーブル交換をして音質が良くなるのは、機材に合わせてケーブルを買い替えていたり、ケーブルごとの音質や特性を把握している方です。
そして、それらを上手く使いこなしている方です。
純正ヘッドユニットと社外スピーカーの組み合わせ、社外ヘッドユニットと社外スピーカーの組み合わせ程度なら純正で既に引かれている配線を使用して大丈夫です。
ケーブルを変えるならヘッドユニットとスピーカーにお金を掛けましょう。

[入力ソース]
車で音楽を聞く時にどうやってヘッドユニットに音楽を入力していますか?
色々な手法があるはずです、CDを入れる、Bluetoothで接続する、USBでスマホを繋ぐ、AUXで繋ぐ、FMトランスミッターで繋ぐ....
最も音質を保った状態で入力出来る方法は、USB入力かCDからの再生です。
「音が出ればなんでもいい!」って方はこの項目を読む必要はありませんが、「大きな音で再生したい!」「イコライザーで各周波数を調整したい!!」等々していると周波数単位で音質の劣化が目立ちます。

[CD]
直接ヘッドユニットが読み込むため音質劣化が無く最も簡単に高音質再生が可能です。
[Bluetooth]
近年のBluetoothは音質が非常に良く細かい事を気にしないなら劣化があまり目立ちません。
ですが、無線で再生しているので機種によっては「接続状況が悪い」「ノイズが乗る」等発生します。
[AUX]
接続元(スマホ等)に内蔵されているアンプで一度再生してからヘッドユニットのアンプに入力されるため音質劣化します。
また、ケーブルの種類や端子の状況によってはノイズが多く乗ったり大幅な音質劣化に繋がります。
[USB]
USB再生する場合は基本的にヘッドユニットが外部ストレージとして接続元(スマホ等)を認識します。
その為、ヘッドユニット内部で再生するため音質劣化は少ないです。
[FMトランスミッター]
最近使用している方はあまり見ませんが、接続や電源供給や再生元が全て外部のため最も音質劣化します。
メリットは殆どの機種で再生可能、なくらいです。

[入力音源]
多くの方が、各種サブスク形式の音楽配信サービスを利用しているかと思います。
Apple Music、Spotify、等...
最近の音楽配信サービスは音質が良いので特に問題は無いですが、CDから取り込んだ音楽を容量削減のために低ビットレートでスマホに入れていたり、YouTubeから音楽再生してしまうと大幅に音質が低下します。
その為、オーディオ交換する際には入力音源にも注目してみてもいいと思います。

[エージング]
エージングは、購入したスピーカーが音に馴染んで来る事を指します。
ミッドバスやサブウーファーなどは、再生する音(普段聞いている音楽)によってユニットのエッジ部分の動き量が変わるためエージング後の音も変わるとも言われています。
ただし初心者の方はエージングが~とかは気にする必要は無いでしょう。
数十時間、数百時間スピーカーを再生した後で「なんか音が変わってる?」と感じたら「馴染んできたのかな?」と考える程度で十分です。